2020 年 69 巻 2 号 p. 381-384
【目的】発育期の新鮮腰椎分離すべり症は保存的に治癒が得られることが知られている.当院でも硬性コルセットを用いた保存療法を行っておりその治療成績について報告する.【方法】2014年から2017年に当院を初診し画像上腰椎分離症と診断された34例のうち,外固定を行い当院で3ヶ月以上フォロー可能であった22症例,平均13.0歳を対称とした.初診時の単純CT,MRIにて病期分類を行い,治療終了時はCTで骨癒合の判定を行った.片側例と両側例に分けて評価を行った.【結果】片側例8例のうち全例に骨癒合を得た.両側例14例のうち初期9例中6例,進行期5例中3例に骨癒合を得た.【考察】当院での治療成績はいままでの報告とほぼかわりはなかった.スポーツ競技からの離脱や制限などを伴う保存療法は負担となるため適応について十分な考慮と患者の治療に対する協力が必要と考えられた.