整形外科と災害外科
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痛風膝関節炎に対する鏡視下手術の治療経験
山本 俊策二之宮 謙一合志 光平牟田口 滋坂本 悠磨末次 弘征真島 久
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キーワード: 関節炎, 関節鏡, 痛風
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2024 年 73 巻 2 号 p. 260-261

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抄録

痛風膝関節炎に対して鏡視下手術を実施し,良好な成績が得られたので報告を行う.【症例】45歳男性,25歳から高尿酸血症の治療歴があり右膝関節腫脹,疼痛,可動域制限を認め当院紹介受診となった.初診時屈曲80度,伸展-20度と可動域制限を認めた.関節液検鏡で尿酸塩結晶を認め,MRIで滑膜炎と結節性病変を関節内に認め痛風膝関節炎を考慮した.鏡視下膝滑膜切除術を行い症状軽減し,屈曲110度伸展0度まで改善した.痛風膝関節炎に対して鏡視下治療は有用であった.

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© 2024 西日本整形・災害外科学会
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