整形外科と災害外科
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骨接合術を要したSterno-vertebral fractureの1例
古場 裕人春田 陽平水内 秀城川口 謙一屋良 卓郎石橋 正二郎石津 研弥木原 大護鮎川 周平
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2024 年 73 巻 3 号 p. 506-509

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抄録

【背景】胸骨および脊椎の同時損傷による 胸骨-脊椎骨折(Sterno-vertebral fracture)は,転位を伴っていても手術適応となる症例は少ない.今回,骨接合術を要した Sterno-vertebral fractureを経験したので報告する.【症例】54歳男性,バイク走行中に自動車と正面衝突して当院搬送:出血性ショックの状態で,Flail chestを伴い緊急輸血,人工呼吸器管理を行った.全身精査で胸骨および両側肋骨,頚胸椎,骨盤,右鎖骨,右足部に骨折を認め,受傷当日に血管外漏出を伴う不安定型骨盤骨折に対し動脈塞栓後,創外固定を施行した.受傷後1週で胸骨・肋骨骨折に対して内固定術を行い,2週で恥骨プレート固定へ移行し,頚胸椎後方固定術を施行した.術後3ヶ月で平行棒内歩行可能で,頚椎動態撮像X線でも不安定性なく経過している.【結論】Flail chestを伴うSterno-vertebral fractureではdamage control strategyに則り,治療順序を考えながら骨接合術を考慮する必要がある.

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© 2024 西日本整形・災害外科学会
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