整形外科と災害外科
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軽微な外傷を契機に発症した前腕コンパートメント症候群の1例
德永 真一塚本 伸章加峯 亮佑津村 麗美大屋 慶知小川 宗一郎有薗 奨松下 優馬場 覚林田 光正前 隆男
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2026 年 75 巻 2 号 p. 203-205

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抄録

軽微な打撲外傷を契機に前腕コンパートメント症候群を発症した1例を経験したので報告する.症例は18歳女性,左前腕を机の縁に打撲後,受傷翌々日に腫脹・疼痛が増悪し当院を受診した.来院時には緊満感とpassive stretch painを認め,コンパートメント内圧は全体的に高値を示していた.既往に右前腕の同様のエピソードがあった.筋膜切開により症状は速やかに改善し,術後経過も良好であった.軽微な外傷でも本症の発症があること,血友病や他の遺伝性疾患などといった易出血や横紋筋融解の原因となりうる背景疾患の有無についても慎重に判断する必要があると考えた.

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