1994 年 43 巻 3 号 p. 874-878
1) 過去7年間に足関節外側側副靱帯損傷で観血的治療を行なった67例のストレスX線評価を行なった.
2) 新鮮例と陳旧例, 徒手とテロスによるストレスでは, T-T, AD共に有意な差はなかった.
3) ATF単独損傷例とATF+CF複合損傷例ではT-T, T-T差にて有意な差が見られるが, ADやAD差では有意な差は見られなかった.
4) TF単独損傷例とATF+CF複合損傷例のT-T, T-T差で Gray Zone に入る症例も多くストレスX線評価のみにて確定診断や手術適応を決めるのは難しく思えた.