日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
今月のテーマ:胃食道逆流症(GERD)の最新の診断と治療
胃食道逆流症の内視鏡的治療
小澤 壯治吉田 昌熊井 浩一郎北島 政樹
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2005 年 102 巻 12 号 p. 1503-1511

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抄録

胃食道逆流症の内視鏡的治療には現在6種類の方法が発表され,3つのカテゴリーに分類できる.第一のカテゴリーは噴門部に雛壁を形成する方法でEndoCinch法(ELGP法),Full Thickness Plicator法,Endoscopic Suturing Device(ESD)法が,第二のカテゴリーはLES領域の筋層を変性させる方法でStretta法が,第三のカテゴリーはLES領域に異物を挿入する方法でEnteryx法とGatekeeper法がある.治療成績については,症状と酸逆流の改善はほぼすべての方法で認められるが,食道内圧所見まで改善しているのは第三のカテゴリーである.PPI中止率は70%前後の成績が多い.今後は耐久性に関する長期的な観察と,重篤な合併症の防止対策が必要である.

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© 2005 (一財) 日本消化器病学会
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