日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
STI571投与による重篤な薬疹のため中止したが厳重な監視下にて再投与が可能となり奏効を得た腸間膜gastro intestinal stromal tumor(GIST)の1例
武元 浩敏東野 健松井 成生勝島 慎二岩澤 卓大西 直中野 芳明矢野 浩司岡本 茂門田 卓士
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キーワード: 腸間膜GIST, STI571, 薬疹
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2005 年 102 巻 12 号 p. 1517-1522

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抄録

再発を繰り返す腸間膜GISTに対してSTI571の再投与を行い得た症例を経験した.症例は66歳女性で,平成7年以降の6回の手術を施行し,その後STI571を投与したが,入院を要する重篤な薬疹のため中止した.さらに3回の手術後,血中濃度を測定しながらSTI571を少量より開始したところ,300 mg/日の内服継続ができ,画像上,腫瘤はほぼ消失した.重篤な薬疹の既往例でも厳重な監視下での再投与を試みる価値があると思われた.

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© 2005 (一財) 日本消化器病学会
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