日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
症例報告
Helicobacter pylori除菌により消退した癌化過形成性胃ポリープの1例
田邊 裕貴原 久人大坪 力三代川 斎之佐野 博昭
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キーワード: H. pylori除菌療法, COX-2, 胃癌
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2005 年 102 巻 5 号 p. 559-563

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抄録

症例は80歳,女性.胃過形成性ポリープの経過観察中,生検組織中に組織異型が指摘された.尿素呼気テストでHelicobacter pylori陽性のため,除菌療法を施行,1,6,12カ月後の内視鏡検査でポリープの縮小,18カ月後の消失を確認した.生検組織の見直しにて癌化をともなう過形成性ポリープと診断された.その後7年間の経過観察において再発は認めず,除菌療法が有効であったまれな症例を経験した.

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© 2005 (一財) 日本消化器病学会
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