日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
症例報告
トラニラストが原因と考えられた薬物性肝障害の5症例
神保 りか吉岡 篤史高橋 有香小野 圭一足立 洋祐小島 茂武田 雄一野内 俊彦清水 誠一郎
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2005 年 102 巻 8 号 p. 1051-1054

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抄録

最近12カ月間にトラニラストが原因と考えられた重症肝障害の5症例を経験した.トラニラスト内服開始後,平均34日目に黄疸を認めて入院となり,内服中止後平均37日で肝機能の正常化を認めた.薬物リンパ球刺激試験は3例に施行したがいずれも陰性で,薬物性肝障害の診断には国際コンセンサス会議の診断基準が有用であった.トラニラストによる肝障害はまれではなく,内服中は定期的に肝機能を検査する必要がある.

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© 2005 (一財) 日本消化器病学会
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