胃限局性AL型アミロイドーシスの1例

藤澤 貴史; 内古閑 修; 関 保道; 北浦 圭介; 森 要之; 佐野 瓦; 大内 佐智子; 平野 博嗣

doi:10.11405/nisshoshi.103.1127

症例報告

胃限局性AL型アミロイドーシスの1例

藤澤貴史, 内古閑修, 関保道, 北浦圭介, 森要之, 佐野瓦, 大内佐智子, 平野博嗣

著者情報

キーワード: 胃アミロイドーシス, 限局性, AL型

ジャーナルフリー

2006 年 103 巻 10 号 p. 1127-1133

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.103.1127

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抄録

症例は78歳の女性で，肝硬変の精査目的にて行った上部消化管内視鏡検査にて幽門前庭部に粗大結節状の隆起性病変を認めた．早期胃癌を疑い生検を施行したが悪性所見はなく，粘膜固有層に間質を中心に弱好酸性の均質無構造物質が沈着していた．免疫染色の結果，AL型アミロイドーシスと診断した．全身検索を行った結果，原発性の胃限局性アミロイドーシスと診断した．病理学的および文献的考察を加えて報告する．

責任著者(Corresponding author)

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