胆管嚢胞腺癌術後再発症例に対して5FU，CDDP併用化学療法が奏効した1例

井山 諭; 高橋 康雄; 新谷 直昭; 藤川 幸司; 大久保 俊一; 佐藤 康史; 佐藤 勉; 佐藤 康裕; 大沼 啓之; 新津 洋司郎

doi:10.11405/nisshoshi.103.1163

症例報告

胆管嚢胞腺癌術後再発症例に対して5FU，CDDP併用化学療法が奏効した1例

井山諭, 高橋康雄, 新谷直昭, 藤川幸司, 大久保俊一, 佐藤康史, 佐藤勉, 佐藤康裕, 大沼啓之, 新津洋司郎

著者情報

井山諭
札幌医科大学第4内科
高橋康雄
国立病院機構北海道がんセンター消化器科
新谷直昭
国立病院機構北海道がんセンター消化器科
藤川幸司
国立病院機構北海道がんセンター消化器科
大久保俊一
札幌医科大学第4内科
国立病院機構北海道がんセンター消化器科
佐藤康史
札幌医科大学第4内科
佐藤勉
札幌医科大学第4内科
佐藤康裕
札幌医科大学第4内科
国立病院機構北海道がんセンター消化器科
大沼啓之
札幌医科大学第4内科
国立病院機構北海道がんセンター消化器科
新津洋司郎
札幌医科大学第4内科

キーワード: 胆管嚢胞腺癌, 化学療法

ジャーナルフリー

2006 年 103 巻 10 号 p. 1163-1168

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.103.1163

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抄録

症例は60歳，女性．胆管嚢胞腺癌術後3年5カ月目の再発症例．初診時，腹腔内に多発する腫瘤性病変と，多量の腹水を認めた．5FUおよびCDDPによる全身化学療法を開始したところ，腫瘍マーカーは徐々に減少し，腹水の消失，腫瘤の縮小を認めている．全身状態は著明に改善したため，外来化学療法に切り替えた．胆管嚢胞腺癌に対する全身化学療法の報告は少なく，文献的考察を加えて報告する．

責任著者(Corresponding author)

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