Turner症候群にCrohn病·結節性紅斑·橋本病を合併した1例

野登 はるか; 飯村 光年; 苅部 豊彦; 谷島 麻利亜; 羽村 公代; 高崎 朋子; 望月 直子; 鳥居 信之; 飯塚 文瑛; 白鳥 敬子

doi:10.11405/nisshoshi.103.1039

症例報告

Turner症候群にCrohn病·結節性紅斑·橋本病を合併した1例

野登はるか, 飯村光年, 苅部豊彦, 谷島麻利亜, 羽村公代, 高崎朋子, 望月直子, 鳥居信之, 飯塚文瑛, 白鳥敬子

著者情報

野登はるか
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
独立行政法人国立病院機構横浜医療センター消化器科
飯村光年
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
苅部豊彦
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
谷島麻利亜
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
羽村公代
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
高崎朋子
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
望月直子
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
鳥居信之
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
飯塚文瑛
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
白鳥敬子
東京女子医科大学消化器病センター消化器内科

キーワード: Turner症候群, Crohn病, 結節性紅斑

ジャーナルフリー

2006 年 103 巻 9 号 p. 1039-1043

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.103.1039

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抄録

症例は26歳女性，10歳時にTurner症候群と診断され他医に通院していた．頻回の下痢と発熱，その後関節痛，下肢の紅斑·疼痛が出現し，当科にてCrohn病および結節性紅斑·橋本病と診断した．腸管病変と皮膚病変はプレドニンにて速やかに軽快した．Inflammatory bowel diseaseを合併するTurner症候群の核型は文献的には46XiX(q)を含むものが多く，本症例もこの核型であった．

責任著者(Corresponding author)

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