日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
症例報告
骨転移をきたしたgastrointestinal stromal tumor(GIST)3症例の検討
中嶋 隆彦三輪 重治安藤 孝将山田 一樹宮嵜 孝子細川 歩工藤 俊彦野澤 寛前田 基一杉山 敏郎
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2008 年 105 巻 6 号 p. 836-840

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抄録

消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor; GIST)の異時性骨転移をきたした1例の空腸GISTと2例の直腸GISTを経験した.いずれの症例も腫瘍径と核分裂像に基づく悪性度評価で高リスクに分類され,原発巣の切除後4年以上の期間を経て骨転移再発をきたした.GISTの転移は血行性肝転移または腹膜播種が多いと報告されてきたが,長期生存例においては骨転移をきたし得る可能性がある.

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© 2008 (一財) 日本消化器病学会
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