日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
症例報告
特発性血小板減少性紫斑病に合併した潰瘍性大腸炎の1例
川久保 実和徳永 徹二小針 伸一中村 幸嗣青野 茂昭林 琢也箱崎 幸也眞方 良彦
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2008 年 105 巻 7 号 p. 1055-1060

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抄録

症例は53歳男性.定期健診にて血小板低値を指摘され,精査の結果特発性血小板減少性紫斑病(ITP)と診断された.H. pyloriの陽性が内視鏡生検で確認されたため,除菌治療を施行し成功するも血小板の増加を認めず.そのため,ステロイド治療を開始し,1年4カ月後の血小板正常化時の経過観察中に血便が出現し,大腸内視鏡および生検にて潰瘍性大腸炎(UC)直腸炎型と診断した.ITPが先行するUCの合併例は本邦3例目であり,直腸炎型では本邦初であった.

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© 2008 (一財) 日本消化器病学会
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