日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
PET検診で発見された肝類上皮血管内皮腫の1切除例
勝島 慎二米田 俊貴遠藤 文司水本 吉則渡邉 亨島 伸子安立 英矢北岡 修二波柴 尉充友野 輝子江坂 直樹太田 義之田中 義人森本 浩之黒田 エリ子太田 励前川 高天南口 早智子
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2009 年 106 巻 11 号 p. 1650-1659

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抄録

症例は57歳,女性.FDG-PET検診で肝臓に異常集積を指摘されて来院した.画像診断で肝S7に径2.5 cmの乏血性腫瘍を認めたが,確定診断に至らず,治療方針決定のために生検を施行.第VIII因子関連抗原陽性の異型細胞が類洞内に多数みられ,血管系悪性腫瘍が疑われた.肝右葉切除後の病理学的検討では類上皮血管内皮腫であった.本腫瘍はまれな肝腫瘍であるが,PETが診断や治療方針決定に有用であることが示唆された.

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© 2009 (一財) 日本消化器病学会
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