日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
経過中に直腸カルチノイドの頂部に腺癌が発生した衝突腫瘍と考えられた1例
加藤 元彦西田 勉筒井 秀作山本 克己森井 英一山田 拓哉荻山 秀治飯島 英樹竹政 伊知朗平松 直樹辻井 正彦竹原 徹郎関本 貢嗣林 紀夫
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2010 年 107 巻 1 号 p. 61-69

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抄録

70歳代,男性.大腸内視鏡検査で下部直腸に20 mm大の粘膜下腫瘍様病変を認めた.頂部の発赤部からの生検にて管状腺癌を認め経肛門的鏡視下手術を施行した.病理像では腫瘍の粘膜側には腺癌を,粘膜下層側にカルチノイドを認め,境界部で両組織型は混在していた.以前の内視鏡検査では正常粘膜に覆われた隆起性病変のみを認めたことより,先行したカルチノイドの頂部に腺癌が発生した衝突腫瘍と推測した.

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© 2010 (一財) 日本消化器病学会
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