日本消化器病学会雑誌
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今月のテーマ:潰瘍性大腸炎診療 Up-to-Date
難治性潰瘍性大腸炎に対する新しい治療法
鈴木 康夫
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2011 年 108 巻 12 号 p. 1977-1982

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抄録

潰瘍性大腸炎においては大量ステロイド投与にもかかわらず改善を認めないステロイド抵抗症例,ステロイド投与後寛解に至るもステロイドの離脱困難なステロイド依存症例が存在し,それらは合わせて難治性と定義され,潰瘍性大腸炎治療上難渋する症例群である.以前からcyclosporineやazathiopurine/6-mercaptopurineの投与が試みられ有効とされてきたが,最近,tacrolimusやintensive cytapheresis,そしてinfliximabの治療が開始され,難治症例に対する有効性が期待されている.また,潰瘍性大腸炎の難治化にcytomegalovirus感染性腸炎の合併が注目されている.

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© 2011 (一財) 日本消化器病学会
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