日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
食道下端に輪状の褪色域を認めた好酸球性胃腸炎の1例
宮田 亮鳥丸 博光島岡 俊治松田 彰郎田代 光太郎仁王 辰幸政 幸一郎西俣 伸亮川畑 拓也今村 誠子永田 優子新原 亨堀 雅英西俣 嘉人田中 貞夫西俣 寛人徳重 順治
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2011 年 108 巻 12 号 p. 2010-2015

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抄録

症例は15歳,男性.主訴は腹痛,水様性下痢.血液検査では著明な好酸球増多を認めた.内視鏡検査では,食道下端にほぼ輪状の褪色域,胃に点状発赤をともなう褪色域,十二指腸の浮腫を認めた.生検ではこれらの病変に加え,内視鏡的には正常の大腸からも好酸球の浸潤を認めた.好酸球性胃腸炎と診断し,ステロイド内服にて改善を認めた.食道下端に輪状の褪色域を認めた好酸球性胃腸炎の報告はなく,貴重な症例と考えられた.

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© 2011 (一財) 日本消化器病学会
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