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日本消化器病学会雑誌
Vol. 108 (2011) No. 3 P 429-435

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http://doi.org/10.11405/nisshoshi.108.429

原著

過去20年間に当院外科で治療がなされた原発性小腸癌10例の臨床病理学的検討を行った.癌占拠部位は空腸が6例,回腸が4例で,全例有症状であった.腫瘍径の中央値は50mm(30~110mm)であり全例2型進行癌で輪状狭窄をともなっていた.組織型は高分化腺癌8例,中分化腺癌1例,低分化腺癌1例で,壁深達度はSE 8例,SI 2例であった.リンパ節転移は6例,肝転移は3例,腹膜播種は4例に認めた.ダブルバルーン内視鏡導入以降に経験した9例中8例は術前に病理学的診断が可能であった.stage II(4例),III(2例)症例には中間リンパ節郭清をともなう小腸部分切除が施行され,stage II症例は4例とも無再発生存中である.

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