十二指腸乳頭部に接したgangliocytic paragangliomaに対する局所切除術の1例

西野 拓磨; 小練 研司; 永野 秀樹; 村上 真; 廣野 靖夫; 五井 孝憲; 飯田 敦; 片山 寛次; 伊藤 浩史; 山口 明夫

doi:10.11405/nisshoshi.109.1575

症例報告

十二指腸乳頭部に接したgangliocytic paragangliomaに対する局所切除術の1例

西野拓磨, 小練研司, 永野秀樹, 村上真, 廣野靖夫, 五井孝憲, 飯田敦, 片山寛次, 伊藤浩史, 山口明夫

著者情報

西野拓磨
福井大学医学部第1外科
小練研司
福井大学医学部第1外科
永野秀樹
福井大学医学部第1外科
村上真
福井大学医学部第1外科
廣野靖夫
福井大学医学部第1外科
五井孝憲
福井大学医学部第1外科
飯田敦
福井大学医学部第1外科
片山寛次
福井大学医学部第1外科
伊藤浩史
福井大学医学部腫瘍病理学領域
山口明夫
福井大学医学部第1外科

キーワード: gangliocytic paraganglioma, 十二指腸粘膜下腫瘍

ジャーナルフリー

2012 年 109 巻 9 号 p. 1575-1583

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.109.1575

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抄録

69歳男性．心窩部不快感を主訴に受診し，上部消化管内視鏡検査で十二指腸乳頭部に接して粘膜下腫瘍を認めた．ボーリング生検では確定診断がつかず，開腹手術により腫瘍を十二指腸乳頭部とともに切除し，胆管・膵管開口部形成を併施した．病理組織診断でgangliocytic paraganglioma（GP）と診断した．乳頭部に接するGPで筋層浸潤が疑われる症例では，本術式が有用であると考えられた．

責任著者(Corresponding author)

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