日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
胃癌の肝外胆管転移の1剖検例
佐竹 真明古谷 隆和小沢 博和小西 知己安永 満
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キーワード: 胃癌, 胆管転移, 印環細胞癌
ジャーナル オープンアクセス

2013 年 110 巻 3 号 p. 412-418

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抄録

症例は56歳,男性.閉塞性黄疸で当院を受診.腹部造影CT検査およびERCPで肝外胆管癌を疑ったが,胆管擦過細胞診と胆汁細胞診では確定診断には至らなかった.その後,骨および皮膚転移をともなう胃癌と診断したが,診断後2カ月で永眠された.剖検所見から閉塞性黄疸の原因は胃癌の肝外胆管転移と診断した.胃癌の肝外胆管転移は比較的まれであり,貴重な症例と考え報告する.

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© 2013 (一財) 日本消化器病学会
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