LCAP併用が有効であったタクロリムス抵抗性難治性潰瘍性大腸炎の1例

松本 章子; 矢嶌 弘之; 村田 朋哉; 後藤 高介; 岡本 健太; 西山 仁

doi:10.11405/nisshoshi.110.639

症例報告

LCAP併用が有効であったタクロリムス抵抗性難治性潰瘍性大腸炎の1例

松本章子, 矢嶌弘之, 村田朋哉, 後藤高介, 岡本健太, 西山仁

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キーワード: 難治性潰瘍性大腸炎, タクロリムス, 治療抵抗性, LCAP

ジャーナルフリー

2013 年 110 巻 4 号 p. 639-647

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.110.639

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抄録

症例は30歳女性．罹病歴18年のステロイド依存性潰瘍性大腸炎，左側結腸型，中等症．推定ステロイド総投与量は20g以上．左大腿骨骨折を合併し手術予定であったが，再燃し紹介入院となった．タクロリムス治療を開始したが効果不十分であり，寛解導入困難と予測された．白血球除去療法併用で寛解導入され，維持療法へ移行できた．タクロリムス効果不十分症例への白血球除去療法併用は，検討すべき治療選択肢の1つであると考える.

責任著者(Corresponding author)

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