日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
クローン病に合併した2型自己免疫性膵炎の1例
石川 卓哉春田 純一山口 丈夫土居崎 正雄山 剛基亀井 圭一郎澤田 つな騎水谷 泰之村上 義郎服部 峻
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2013 年 110 巻 5 号 p. 875-882

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抄録

症例は45歳,女性.主訴は左上腹部痛と下血.横行結腸に縦走潰瘍を多発して認め,生検所見と合わせてクローン病と診断しメサラジンの内服を開始した.大腸病変は改善傾向であったが,その後の血液検査にて肝胆道系酵素の上昇を認めた.ERCPでは主膵管のびまん性狭細像と下部胆管の狭窄を認めた.ステロイド投与により膵病変は改善し,2型自己免疫性膵炎と診断した.

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© 2013 (一財) 日本消化器病学会
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