化学療法により門脈腫瘍栓，肝転移が消失し手術を施行し得た胃癌の1例

出雲 渉; 古川 健司; 桂川 秀雄; 小松 明男; 重松 恭祐

doi:10.11405/nisshoshi.111.2131

症例報告

化学療法により門脈腫瘍栓，肝転移が消失し手術を施行し得た胃癌の1例

出雲渉, 古川健司, 桂川秀雄, 小松明男, 重松恭祐

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キーワード: 胃癌, 門脈腫瘍栓, 化学療法

ジャーナルフリー

2014 年 111 巻 11 号 p. 2131-2139

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.111.2131

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抄録

67歳，女性．貧血精査で認められた門脈腫瘍栓，肝転移をともなうcStage IV切除不能胃癌に対しS-1＋CDDPを計4コース実施し，門脈腫瘍栓，肝転移が消失したため幽門側胃切除術を施行した．病理検査ではtub2, ypT1a（M），ypN0, ypStage IAで，術後補助化学療法としてS-1（120 mg/body/day, 4週投与2週休薬）を1年間内服し，その後無治療で30カ月無再発生存となっている．

責任著者(Corresponding author)

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