日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
今月のテーマ:胆膵内視鏡診療の最前線
胆膵疾患に対するEUS下穿刺治療の最前線
入澤 篤志澁川 悟朗星 恒輝山部 茜子藤澤 真理子五十嵐 亮佐藤 愛池田 恒彦牧 匠
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2016 年 113 巻 4 号 p. 614-624

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抄録

近年,超音波内視鏡(EUS)下穿刺術を応用したさまざまな治療手技が開発され実施されている.その方法論としては,“ドレナージ”および“薬剤等注入や特殊デバイスによる焼灼”の大きく2つに分類される.ドレナージとしてはwalled-off necrosisや閉塞性黄疸などに対する治療が広く行われている.注入・焼灼治療に関しては,癌性疼痛に対する腹腔神経叢破壊術や,膵腫瘍内への薬剤・免疫細胞の注入治療,さらには膵腫瘍のラジオ波焼灼治療も施行されている.また最近では,膵癌による十二指腸閉塞に対して,EUSを用いた胃空腸瘻孔形成術も施行され始めた.EUS下穿刺治療は今後のさらなる発展が期待される分野である.

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© 2016 (一財) 日本消化器病学会
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