日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
今月のテーマ:急性膵炎をめぐる諸問題
急性膵炎初期診療の現状と課題
五十嵐 久人河邉 顕伊藤 鉄英
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2016 年 113 巻 8 号 p. 1358-1364

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抄録

急性膵炎の年間受療者数は近年増加傾向にある.死亡率は重症例で10.1%と良性疾患でありながら重篤な疾患であり,予後の改善が求められている.急性膵炎の予後は多くの場合,発症後48時間以内の病態によって決定され,初期診療の善し悪しが患者の生命予後を決定するといっても過言ではない.本稿では,これまで本邦において行われてきた膵炎診療と,2015年発刊されたガイドラインで新たに記載された事項を含め,急性膵炎の初期診療について概説する.また現在本邦における課題についても述べる.今後,エビデンスが蓄積され,急性膵炎診療のさらなる向上が望まれる.

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© 2016 (一財) 日本消化器病学会
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