日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
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今月のテーマ:肝内胆管癌と肝門部胆管癌の差異を明らかにする
肝内胆管癌と肝門部胆管癌の差異―臨床病理学的検討から―
遠藤 格松山 隆生森 隆太郎
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2016 年 113 巻 9 号 p. 1541-1549

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抄録

肝内胆管癌は,肝内小型胆管から発生するいわゆる末梢型肝内胆管癌と,肝内大型胆管から発生してしばしば胆管周囲浸潤によって肝門部に浸潤する肝門浸潤型肝内胆管癌に分けられる.肝門部胆管癌は肝外胆管から発生した腫瘍であるがときに肝実質浸潤をきたすため,鑑別に苦慮することも多い.肝門部胆管癌と肝門浸潤型肝内胆管癌および末梢型肝内胆管癌には,臨床病理学的にも生物学的悪性度にも差異を認め,予後規定因子も異なる.将来,いくつかの遺伝子の変異パターンによって胆管癌の新たなsubtypeに再分類されると思われる.

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© 2016 (一財) 日本消化器病学会
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