胆囊結石頸部嵌頓をともなう急性胆囊炎に併発した胆囊仮性動脈瘤破裂の2例

貝田 将郷; 荒畑 恭子; 伊藤 麻子; 財部 紗基子; 木村 佳代子; 岸川 浩; 西田 次郎; 藤山 芳樹; 瀧川 穣; 松井 淳一

doi:10.11405/nisshoshi.113.1572

症例報告

胆囊結石頸部嵌頓をともなう急性胆囊炎に併発した胆囊仮性動脈瘤破裂の2例

貝田将郷, 荒畑恭子, 伊藤麻子, 財部紗基子, 木村佳代子, 岸川浩, 西田次郎, 藤山芳樹, 瀧川穣, 松井淳一

著者情報

貝田将郷
東京歯科大学市川総合病院消化器内科
荒畑恭子
東京歯科大学市川総合病院消化器内科
伊藤麻子
東京歯科大学市川総合病院消化器内科
財部紗基子
東京歯科大学市川総合病院消化器内科
木村佳代子
東京歯科大学市川総合病院消化器内科
岸川浩
東京歯科大学市川総合病院消化器内科
西田次郎
東京歯科大学市川総合病院消化器内科
藤山芳樹
東京歯科大学市川総合病院外科
瀧川穣
東京歯科大学市川総合病院外科
松井淳一
東京歯科大学市川総合病院外科

キーワード: 胆囊動脈, 仮性動脈瘤, 急性胆囊炎, 頸部嵌頓

ジャーナルフリー

2016 年 113 巻 9 号 p. 1572-1581

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.113.1572

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抄録

今回われわれは，胆道出血の原因の1つである胆囊仮性動脈瘤破裂の2例を経験したため，文献的考察を加えて報告する．症例は胆囊頸部結石嵌頓をともなう急性胆囊炎のため入院となった69歳と83歳の男性．どちらも経皮経肝胆囊ドレナージが施行されたが，処置数日後より胆囊内出血をきたした．腹部血管造影検査で胆囊動脈瘤が確認されたため，動脈塞栓術が施行され，その後開腹胆囊摘出術が行われた．

責任著者(Corresponding author)

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