日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
今月のテーマ:消化管ポリポーシスの最前線
過誤腫性ポリポーシス
坂本 博次矢野 智則砂田 圭二郎
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2017 年 114 巻 3 号 p. 422-430

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抄録

Peutz-Jeghers症候群,若年性ポリポーシス症候群,PTEN過誤腫症候群は,いずれも過誤腫性ポリポーシスをきたす常染色体優性遺伝の疾患である.発症頻度はそれほど高くない疾患であるが,ポリープ増大に対する治療と悪性腫瘍の高リスク群としてのサーベイランスの両方を適切に行っていく必要がある疾患であり,診断や治療の遅れにつながることのないよう,各疾患の特徴を理解しておく必要がある.本稿では,各疾患の臨床的特徴,原因遺伝子,ポリポーシスに対する治療,発癌リスクとサーベイランス方法について解説する.

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© 2017 (一財) 日本消化器病学会
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