日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
症例報告
胃病変を呈した血管内リンパ腫の1例
澤原 大明岩室 雅也伊藤 守能勢 聡一郎西村 守岡田 裕之
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2017 年 114 巻 8 号 p. 1446-1453

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抄録

症例は70歳代男性.持続する37℃台の発熱を主訴に外来を受診した.上部消化管内視鏡検査では表面に潰瘍をともなう胃粘膜下腫瘍が認められ,腹部CTでは骨盤・腹腔内に多発するリンパ節腫脹が認められた.頸部リンパ節生検と胃粘膜下腫瘍生検の結果はいずれも血管内リンパ腫の所見であった.血管内リンパ腫が胃病変を呈することはまれであるが,消化管病変をともなう症例では内視鏡下の生検が診断に有用である可能性がある.

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© 2017 (一財) 日本消化器病学会
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