日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
悪性胆道狭窄に対し胆管メタリックステント留置後,肝動脈胆管穿破をきたした1例
大久保 義徳鈴木 智浩橋本 陽高橋 伸太郎喜田 栄作松橋 暢生市井 統田井 真弓江尻 豊大平 弘正
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2018 年 115 巻 10 号 p. 891-897

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抄録

症例は78歳,女性.胆囊癌肝門部浸潤にともなう悪性胆道狭窄に対し,内視鏡的に胆管メタリックステントを左右肝管に留置し化学療法を施行した.ステント留置3カ月後に胆道出血から大量吐血をきたしショックとなった.緊急腹部血管造影で,仮性動脈瘤破裂による肝動脈胆管穿破と診断し,金属コイルによる肝動脈閉塞術を施行し良好な止血が得られた.約3カ月後に永眠するまで,再出血を認めなかった.

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© 2018 (一財) 日本消化器病学会
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