日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
ERCP時のガイドワイヤー硬性部による血管損傷に起因すると考えられた肝被膜下血腫の1例
川勝 雪乃猪上 尚徳岡崎 裕二人見 美鈴河端 秀明宮田 正年本井 重博
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2018 年 115 巻 10 号 p. 898-904

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抄録

58歳男性.総胆管結石による急性閉塞性化膿性胆管炎を発症.抗血栓薬2剤内服中のため初回は胆管ステント留置のみとし,1剤休薬後7日目にEST,採石を行った.処置12時間後に一過性意識消失,貧血の進行,60時間後に右季肋部痛,吃逆を認め,画像所見より肝被膜下血腫と診断し,動脈塞栓術により止血しえた.ERCP時のガイドワイヤー硬性部による血管損傷に起因し,発症したと考えられた.

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© 2018 (一財) 日本消化器病学会
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