日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
総胆管結石による急性胆管炎後に発症した肝仮性動脈瘤破裂の1例
今井 径卓石川 達大越 麻理奈大脇 崇史佐藤 裕樹野澤 優次郎佐野 知江岩永 明人関 慶一本間 照吉田 俊明
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2018 年 115 巻 9 号 p. 811-817

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抄録

症例は52歳男性.総胆管結石にともなう急性胆管炎に対して内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)関連処置を施行し,門脈血栓症合併に対してエドキサバン内服を開始した.1カ月後,黒色便を主訴に来院,造影CTにて肝動脈A7に仮性動脈瘤を認め,肝仮性動脈瘤の胆管穿破による胆道出血と診断し,緊急で経カテーテル的動脈塞栓術(TAE)を施行した.急性胆管炎後に肝仮性動脈瘤が出現し得ることを念頭におく必要がある.

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© 2018 (一財) 日本消化器病学会
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