日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
免疫チェックポイント阻害薬投与による重症の大腸炎を生じた1例
金森 大樹安原 ひさ恵間嶋 荘一郎須藤 梢山内 健司秋田 光洋神野 秀基幡 英典中津 守人安東 正晴
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2019 年 116 巻 3 号 p. 235-240

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抄録

症例は74歳男性.肺扁平上皮癌に抗PD-1抗体ニボルマブを投与後に下痢が出現した.ニボルマブの有害事象を疑いプレドニゾロン20mgを開始したが改善せず,下部消化管内視鏡にて潰瘍性大腸炎に類似した粘膜とサイトメガロウイルス感染を疑う潰瘍を認め,ニボルマブの有害事象による大腸炎とサイトメガロウイルス腸炎の合併疑いと診断した.ニボルマブ中止とプレドニゾロン60mg,ガンシクロビルにて大腸炎は改善した.

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© 2019 (一財) 日本消化器病学会
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