日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
症例報告
胃癌孤立性脾転移の1例
清水 将来森 琢児廣岡 紀文城田 哲也小川 稔
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キーワード: 胃癌, 孤立性脾転移, 脾摘
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2019 年 116 巻 4 号 p. 336-343

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抄録

症例は69歳男性.吐血精査での上部消化管内視鏡検査で進行胃癌を指摘され,胃全摘術(D2)を施行.最終診断はpT3N0M0 fStage IIAであった.退院後S-1内服を行ったが認容性に乏しく3コースにて終了となった.術後10カ月目の造影CTにて脾臓に再発を疑う腫瘤を認め,孤立性脾転移の診断で脾臓摘出術を施行.病理結果では胃癌の脾転移と診断された.脾臓摘出後化学療法を施行し,約1年間無再発経過した.

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© 2019 (一財) 日本消化器病学会
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