【目的】ERCP前後の血清アミラーゼ(amylase;AMY)値をどう比較すればERCP後膵炎(post ERCP pancreatitis;PEP)発症の有効な予測因子となるかを検討する.【方法】‘差:ERCP 2時間後AMY値-前AMY’と‘倍率:ERCP 2時間後AMY/前AMY’でPEP予測のROC曲線を比較した.【結果】解析対象1029例(PEP:118例)で,PEP予測のcut-off値,AUC,感度,特異度は‘差’:56,0.861,80.5%,81.0%,‘倍率’:1.897,0.847,77.1%,81.2%で,‘差’が有効であった(P=0.011).【結語】ERCP 2時間後の56IU/L以上のAMY上昇が,PEPの早期予測因子となる.