岐阜県立多治見病院消化器内科
2021 年 118 巻 3 号 p. 258-263
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は38歳,男性.下痢と腹痛を主訴に受診した.造影CT検査で,回盲部の横行結腸への重積が疑われたが,虚血を疑う所見を認めなかった.注腸で重積を整復したところ,盲腸に腫瘤が疑われた.大腸内視鏡検査では辺縁不整なびらんと浮腫性変化を認めた.便培養検査で腸管出血性大腸菌O-26が検出され,腸重積は腸管出血性大腸菌感染が原因と考えられた.成人腸重積症では細菌性腸炎による重積の可能性も考慮する必要がある.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら