札幌医科大学医学部消化器内科学講座
2021 年 118 巻 6 号 p. 578-585
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症例は60歳男性.CTで縦隔内囊胞を指摘され,膵由来病変が疑われ当科紹介となった.ERPで頭部主膵管から造影剤の膵管外漏出を認め,EUS下囊胞穿刺で内液中の膵酵素高値が示されたため縦隔内膵仮性囊胞と診断した.EUS下囊胞ドレナージの後に長期的な内視鏡的経鼻膵管ドレナージ術を行うことで,膵液漏出部の自然閉鎖が得られた.縦隔内膵仮性囊胞の診断・治療における内視鏡的手技の有用性を,本邦報告と合わせて考察した.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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