日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
Klebsiella pneumoniaeによる侵襲性肝膿瘍症候群を発症し,眼内炎から失明に至った1例
田村 穂高大園 芳範内山 尚美畑田 紘志中村 憲一岩切 久芳蓮池 悟永田 賢治河上 洋
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2023 年 120 巻 6 号 p. 500-507

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抄録

症例は82歳,女性.両眼の視力低下を認め,近医眼科より当院紹介となった.精査により発症4日目にKlebsiella pneumoniaeによる侵襲性肝膿瘍症候群,両側眼内炎と診断した.抗菌薬の全身投与と硝子体内注射を行い,肝膿瘍は改善したが,両眼失明に至った.侵襲性肝膿瘍症候群は発熱を初発症状とする報告が多いが,本例では眼症状発症時に発熱がなく,診断が遅れ,視力予後が不良となった.

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© 2023 (一財) 日本消化器病学会
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