日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
今月のテーマ(総説):消化器病と栄養
慢性肝疾患に対する栄養管理
華井 竜徳清水 雅仁
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2024 年 121 巻 6 号 p. 454-463

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抄録

慢性肝疾患における過栄養および低栄養,サルコペニアは患者のQOL,ADL,合併症のリスク上昇に関わるため,適切に栄養評価と栄養食事指導を行うことが重要である.栄養食事指導において,適切なエネルギー摂取量や蛋白必要量を説明し,分割食や就寝前エネルギー投与の指導を行うとともに,慢性肝疾患に不足しがちなビタミンやミネラルの摂取を提案する.特に肝硬変では,サルコペニアを評価し,肝臓専門医の指導の下で栄養療法以外に運動療法,薬物療法,教育,精神・心理的サポートなどを多職種連携を介して行う包括的なプログラム,すなわち“肝臓リハビリテーション”を実施する必要がある.

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