血清および粘液中のCEAが高値を示した虫垂粘液嚢胞腺癌の2例

稲山 久美; 福田 保; 中野 綾子; 阿部 美保; 堀内 宣昭; 宮崎 修一; 山崎 柳一; 三宅 講太朗; 岸田 基; 三浦 連人; 伊井 邦雄

doi:10.11405/nisshoshi1964.100.685

稲山久美, 福田保, 中野綾子, 阿部美保, 堀内宣昭, 宮崎修一, 山崎柳一, 三宅講太朗, 岸田基, 三浦連人, 伊井邦雄

著者情報

稲山久美
公立学校共済組合四国中央病院内科
福田保
公立学校共済組合四国中央病院内科
中野綾子
公立学校共済組合四国中央病院内科
阿部美保
公立学校共済組合四国中央病院内科
堀内宣昭
公立学校共済組合四国中央病院内科
宮崎修一
公立学校共済組合四国中央病院内科
山崎柳一
公立学校共済組合四国中央病院内科
三宅講太朗
公立学校共済組合四国中央病院外科
岸田基
公立学校共済組合四国中央病院外科
三浦連人
公立学校共済組合四国中央病院外科
伊井邦雄
特定医療法人深田記念会松井病院内科病理

キーワード: 虫垂粘液嚢腫, 虫垂粘液嚢胞腺癌, CEA

ジャーナルフリー

2003 年 100 巻 6 号 p. 685-690

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi1964.100.685

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抄録

症例1は77歳, 女性. 回盲部に腫瘤を認め, 虫垂粘液嚢腫の診断で回盲部切除術を施行した. 症例2は46歳, 男性. 急性虫垂炎の診断で手術を施行, 虫垂腫瘤と腹腔内に多量の粘液を認め, 回盲部切除術と粘液除去術を施行した. 両症例で血清および粘液中のCEAは高値を示し, 組織は虫垂粘液嚢胞腺癌であった.

責任著者(Corresponding author)

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