膵と耳下腺の連関性に関する実験的研究 第5報 総胆管閉塞の耳下腺に及ぼす影響ならびに血清アミラーゼ値の変動について (ラツト使用実験)

柿崎 五郎; 能登 陞; 斉藤 隆之; 添野 武彦; 藤原 慶之; 大泉 哲之助; 笹原 政美; 仁平 高正; 石館 卓三; 瀬野尾 章

doi:10.11405/nisshoshi1964.71.121

膵と耳下腺の連関性に関する実験的研究

第5報総胆管閉塞の耳下腺に及ぼす影響ならびに血清アミラーゼ値の変動について (ラツト使用実験)

柿崎五郎, 能登陞, 斉藤隆之, 添野武彦, 藤原慶之, 大泉哲之助, 笹原政美, 仁平高正, 石館卓三, 瀬野尾章

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キーワード: 総胆管閉塞, 膵炎, 耳下腺, アミラーゼ

ジャーナルフリー

1974 年 71 巻 2 号 p. 121-126

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi1964.71.121

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抄録

ラット用をい肝門部における総胆管閉塞を作製したが, そのさい耳下腺は正常耳下腺とほぼ同様の組織所見を示し, 耳下腺組織のアミラーゼ値も正常値を示した. 従つて, 総胆管閉塞は耳下腺に対し組織学的にも機能的にも影響を及ぼさないことが判明し, 既報 (本誌) の総胆管を十二指腸開口部で結紮し急性膵炎を惹起した際の耳下腺の変化は, 膵自体の病変の影響であることが立証された.

責任著者(Corresponding author)

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