秋田大学第一病理
秋田大学第一外科
1974 年 71 巻 2 号 p. 127-134
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ラットを用いて, 膵および耳下腺の組織学的ならびに細胞学的検索を行ない, 次の成績を得た.1) 急性膵炎時には, 膵にはもちろん耳下腺にも腺房細胞配列の乱れ, 腺房細胞の萎縮, 分泌顆粒の減少, 粗面小胞体の内腔拡張, 脂肪滴の出現などの所見が認められた.2) 脂肪滴の出現は肝門部総胆管結紮においても, 十二指腸開口部総胆管結紮による急性膵炎時と同様に膵および耳下腺に認められた.以上の成績から急性膵炎を惹起した場合に, 耳下腺の腺房細胞にも同質の細胞学的変化を来す事が明らかにされた.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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