日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
先天性胆道拡張症における胆膵管末端像の検討
松川 昌勝富田 志朗伊沢 友明田畑 育男
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1978 年 75 巻 10 号 p. 1634-1640

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抄録

ERCPで診断した先天性胆道拡張症11例の胆膵管合流形式ならびに胆膵管末端像の検討を行つた. 胆膵管合流形式は8例 (73%) に異常形式がみられ, 胆膵共通管の長さが対照群に比べ長かつた. 総胆管末端の特徴として, 膵管合流部直上の狭窄像があげられ, 膵管の変化は, 胆膵管合流形式によつて異なり, 胆管に膵管が合流する症例では膵管開口部 notch の除, 膵管に胆管が合流する症例では膵頭部膵管の拡張が特徴と考えられた.
本症の病因として, 先天的要因の異常胆膵管合流形と, 後天的要因の膵液の胆管内逆流の両者が推測された.

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