日本消化器病学会雑誌
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PTC法とくに選択的経皮経肝左胆管造影法について
曹 桂植中作 修藤堂 泰造青木 豊明梅山 馨
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1984 年 81 巻 5 号 p. 1238-1242

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抄録

経皮経肝胆道造影法は肝門部胆管もしくは右肝内胆管を穿刺目標として広く行われているが, いくつかの長所がみられる左肝内胆管を穿刺する方法は葛西, Ferris の報告以来, 余り検討が加えられていない.
著者らは左肝内胆管を選択的に穿刺する目的で一定の穿刺目標の設定に努めてきたが, さらに検討を加えた結果, 左肝内胆管の穿刺目標として脊椎右縁線上で右横隔膜との交点と十二指腸球部頂点との中点が適当なことが再確認されるとともに, 右中腋窩線上に穿刺点を求めた場合, 上記の穿刺目標に向けて15度の仰角で穿刺するのが好適であることが判明した.
この方法で選択的経皮経肝左胆管造影法を217例に施行したところ, 212例 (97.7%) に成功し, 合併症は13例 (6.0%) にみられた.

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