日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
イヌ消化管粘膜における各種消化管ホルモンの分布に関する研究
蓑田 俊二
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1984 年 81 巻 9 号 p. 1962-1971

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抄録

各種消化管ホルモンの組織内分布をRIA法により定量的に比較検討し, また gel chromatography 法で消化管ホルモンの size heterogeneity についても検討し以下の成績を得た. (1) gastrin は胃前庭部に, secretin, motilin は十二指腸に最も多く, glucagon は膵以外では特異抗体 (30K) に反応する膵 glucagon (GI) は胃体部に, 非特異抗体に反応する glucagon (GLI) は回腸に最も多く, pancreatic polypeptide (PP) は膵以外に胃•十二指腸にも少量の存在を認めた. substance P (sub. P) とVIPは食道から大腸まで広汎かつ比較的均等に分布していた. (2) gastrin, secretin, GLI, GI及びVIPには size heterogeneity を認めるが, motilin, P. P. 及び sub. Pには size heterogenity を認めえなかつた.

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