紀南病院外科
1999 年 96 巻 2 号 p. 154-159
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症例は65歳,男性.下腹部痛で受診.直腸指診で直腸壁外の表面平滑な軟腫瘤を触知.血中腫瘍マーカーに異常値を認めなかった.各種画像検査から仙骨前面嚢胞性病変と診断し,開腹手術にて直腸後面の嚢胞性病変を完全摘出.嚢胞内容液のCEA,CA19-9は極めて高値であった.嚢胞上皮は扁平上皮と円柱上皮で構成され,組織学的にtailgut cystと診断された.嚢胞内容液の腫瘍マーカーが高値を示したtailgut cystのまれな1例を報告した.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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