膵リンパ上皮嚢胞の1例

宮崎 純一; 中澤 三郎; 芳野 純治; 乾 和郎; 奥嶋 一武; 中村 雄太; 高島 東伸; 鵜飼 宏司; 三戸 隆; 松本 純夫; 鈴木 啓一郎; 堀部 良宗

doi:10.11405/nisshoshi1964.96.550

膵リンパ上皮嚢胞の1例

宮崎純一, 中澤三郎, 芳野純治, 乾和郎, 奥嶋一武, 中村雄太, 高島東伸, 鵜飼宏司, 三戸隆, 松本純夫, 鈴木啓一郎, 堀部良宗

著者情報

宮崎純一
藤田保健衛生大学第2病院内科
中澤三郎
藤田保健衛生大学第2病院内科
芳野純治
藤田保健衛生大学第2病院内科
乾和郎
藤田保健衛生大学第2病院内科
奥嶋一武
藤田保健衛生大学第2病院内科
中村雄太
藤田保健衛生大学第2病院内科
高島東伸
藤田保健衛生大学第2病院内科
鵜飼宏司
藤田保健衛生大学第2病院内科
三戸隆
藤田保健衛生大学第2病院内科
松本純夫
藤田保健衛生大学第2病院外科
鈴木啓一郎
藤田保健衛生大学第2病院外科
堀部良宗
藤田保健衛生大学第2病院病理

キーワード: 膵リンパ上皮嚢胞, MRI, 超音波内視鏡検査

ジャーナルフリー

1999 年 96 巻 5 号 p. 550-557

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi1964.96.550

詳細

抄録

膵リンパ上皮嚢胞はまれな膵嚢胞性疾患であり，今回経験した一例について報告する．症例は68歳男性，主訴は背部痛，血液生化学的検査で異常はなかったが，精査の結果，膵尾部にだるま状の腫瘤を認め，自覚症状がみられることと腫瘤が大きいことから手術を実施し，膵リンパ上皮嚢胞と診断した．術前の確定診断は困難であったがEUS，CT，MRI等の画像診断が有効と考えられ，本症例に文献的考察を加えて比較検討した．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）