日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
20mmを越える胆嚢隆起性病変を4年間放置後,根治切除し得たss胆嚢癌の1例
藤崎 滋小豆畑 丈夫五十嵐 誠悟三宅 洋天野 定雄富田 凉一福澤 正洋金子 弥樹田中 直英椿 浩司荒川 泰行生沼 利倫根本 則道
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キーワード: 胆嚢隆起性病変, 胆嚢癌
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2000 年 97 巻 1 号 p. 65-70

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抄録

症例は72歳,女性.心窩部痛を主訴に来院.腹部超音波検査にて20mmを越える胆嚢隆起性病変を指摘されたが,約4年間放置の後,胆嚢癌の診断で切除された.HO,PO,n(-),t2(ss),M(-),stageII,curAであり,病理組織型は乳頭腺癌で,胆嚢管を除き胆嚢全体にわたり癌の進展がみられた.術後2年1カ月経過した現在,無再発生存中である.予後不良とされる進行胆嚢癌の中で,その発育進展の遅いものが存在することを示す貴重な症例と考えられたので報告した.

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