長崎県立島原温泉病院内科
長崎大学大学院薬学研究科薬物治療学
長崎大学医学部第2内科
2000 年 97 巻 10 号 p. 1283-1287
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症例は,68歳男性で,大腸内視鏡検査翌日より血性下痢と腹痛が出現し,第2病日に入院した.入院時の注腸X線検査と,腹部CT検査,腹部超音波検査にて上行結腸と下行結腸に拇指圧痕像や壁肥厚像が認められた.以上より,大腸内視鏡検査が誘因と考えられた虚血性大腸炎と診断した.保存的治療にて速やかに症状は消失し,第14病日の内視鏡検査では,治癒していた.大腸内視鏡検査が誘因でskip lesionを呈する虚血性大腸炎は極めてまれであり報告した.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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